3流大学生がたった一発でTOEIC900点を取得した勉強法

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TOEICで900点を目指すなら絶対に知っておきたいTOEICのスコアが採点される方法

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・ TOEICで900点を目指している全ての人
・ TOEICの問題がどのように採点されるか知らない人

1. TOEICのスコアを算出する方法

TOEICは正確に英語能力をはかるために、様々な工夫をしてスコアを算出しています。だからこそ、日本を越えて世界中で広く実施されているのです。

ここでは、TOEICのスコアを算出する方法についてご説明します。

1.1. スコアの換算手順

TOEICのスコアは、単純な正答率によってスコアが加算されていくわけではありません。例えば、1問正解するごとに5点加算され、その合計がTOEICのスコアになるわけではないのです。

では、どのようにTOEICのスコアを算出するかというと、素点をある方法によって算出した換算点に置き換えてその合計によって最終的なスコアを算出しているのです。

この際、換算点を算出するために「イクエイティング」という技術が使われています。

イクエイティングは「スコアの同一化」とも呼ばれ、TOEICで新しい問題を作成する際に、以前に実施した問題のごく一部を必ず新しい問題の中に織り込み、スコア算出時に新旧テストを比較して、難易度によってスコアにブレが生じないように換算点を算出します。

TOEICの問題作成からスコア算出までのプロセスは公開されていますので、参考にしてください。
⇒ TOEICはどのようにつくられるか

1.2. TOEICは受験する月によってスコアが変わるか

TOEICは年間10回、2月と8月を除いて毎月実施されています。その内、どの月にTOEICを受けるかによって高いスコアが取りやすかったり、取れなかったりするという噂があります。

これはTOEICのスコアがイクエイティングによって算出されているため、、受験者全体を見てTOEICの正答率が低いときに自分だけTOEICの正答率が高ければ、TOEICのスコアが高くなりやすいからです。

では受験者全体のTOEICの正答率が低くなるのは何月かというと、それは11月頃と言われています。

10月というのはそれまで大学で勉強を怠けてきた人たちが就職活動を意識し始める月です。

すると、翌年に就職活動を控えた就活生達が自分の長所は何かを探る「自己分析」を始め、自分には長所がない!と焦り始めます。その結果、就職に少しでも有利になるために翌月の11月に焦ってTOEICを受験するのです。

そんな状態で焦ってTOEICを受けても高いスコアが取れるはずはありません。よって、受験者の中で正答率が低い人が多くなり、結果的に真面目に勉強をしてきた人たちのスコアが高くなるのです。

まあ、イクエイティングによってどこまでスコアに影響があるか正確なことは分からないので、あくまでジンクス的な感じで受験する月を決めるとよいでしょう。

TOEICで900点を取りたければ、そんな裏ワザみたいなものに頼らず、何月に受けても高いスコアが取れるようにきちんと勉強しましょうね。

1.3. TOEICをでたらめに解答した場合のスコア

TOEICの試験は、マークシート方式の4択問題です。

では、全く問題を読まずにでたらめに解答を行っても4分の1は正解できるのでしょうか?

その問いの答えは、Yesです。

4択問題である以上、でたらめに解答を行っても確率的には4分の1は正解できます。よって、200問中50問は正解できます。TOEICは990点満点ですから、その4分の1はおよそ250点です。

それでは、でたらめに解答しても250点は取れるのかというとそうではありません。

4択問題のように多肢選択式の試験の場合、問題を見ずにでたらめに解答用紙に印をつけても、一定数の正解を得る可能性があり、この時得られる正解数をテスティングの専門用語では「Chance Score」と呼びます。

しかし、上記で説明した通り、TOEICのスコアは正答1問につき5点といった単純な方法で出しているわけではなく、こういったChance Scoreにも対応した特別な換算表を使ってスコアを算出しているのです。

よって、たとえ正答数が4分の1であっても、そこから算出されるTOEICのスコアは4分の1の250点どころか、6分の1にも満たないような非常に低いものになってしまうのです。

TOEICの問題は心理学や統計学の専門家も加わって作成されており、勉強せずにTOEICで良いスコアが取れないように工夫されているのです。

なので、当たり前ですが、運ではなく実力でTOEIC900点が取れるようにしっかり勉強しましょう。


2. TOEICでは採点されない問題がある

知らない人が多いですが、TOEICでは出題された200問全てが採点されるわけではありません。なんと、その一部の問題は採点の対象外となることがあるのです。

TOEICの採点プロセスには「アイテムアナリシス」という手法が使われます。

アイテムアナリシスとは、採点を開始する前に無作為に抽出された受験者の解答をサンプリングし、スコアの信頼性の確保とそれに伴う不適切な問題の除外を行います。

もう少し分かりやすく説明していきます。

TOEICの問題は、テスト開発部の担当者と外部有識者によって作成されます。
英語のプロによって問題が作成されるのですが、人間が作るテストですからミスだってあるわけで、TOEICのテストとしては不適切な問題が作成されてしまうことがありえるのです。不適切な問題の例としては、TOEICの試験としては難易度が高すぎる問題や答えが2通りあるような問題が挙げられます。

そのような問題は、TOICの正答率が高い人が間違っているのに、正答率が低い人が正解しているといった矛盾として現れます。なぜなら、勘で正解してしまうことがあるからですね。

つまり、無作為に受験者の解答をサンプリングし、正答率の逆転が発生していたり、正答率が著しく低い問題があれば、それらは採点の対象にしないというのがアイテムアナリシスです。

TOEICで900点を目指す上で、採点されない問題があることは特に関係ありませんが、参考程度に知っておくと良いでしょう。


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