最短でTOEICの文法問題を攻略するために必要なたった3つの勉強法
スポンサーリンク
スポンサーリンク
対象レベル
・ TOEICの文法問題の勉強法について知りたい人
・ 最短の時間で文法問題を勉強したい人
1. TOEIC文法問題の誤解
1.1. 文法問題は少ない
1.2. 文法問題は中学レベル
2. TOEIC文法問題の勉強方法
2.1. 文法問題の勉強を始めるタイミング
2.2. 文法問題の勉強方法
2.3. 模擬試験を解いて足りない知識を補完
3. TOEIC文法問題の解き方
4. まとめ
1. TOEIC文法問題の誤解
一般的に、TOEICのリーディングパートの中でPart5とPart6は文法問題と呼ばれています。この2つのパートを合わせると合計52問となり、リーディングパートの半分以上を占めますから、正しい勉強法でしっかり勉強することが大切です。1.1. 文法問題は少ない
たまに誤解している人がいますが、Part5とPart6の中で純粋な英文法の知識を問われている問題はあまり多くなく、その大部分は語彙問題に過ぎません。例えば、TOEIC公式サイトに掲載されている下記のサンプル問題を見て下さい。_____ is no better season than winter to begin training at Silver's Fitness Center.
(A)When
(B)It
(C)There
(D)As it
答えは「(C)There」になるのですが、この問題が解けるか否かは、「There is no better ~」という表現を知っているか否かに影響してきます。いちいち動詞がどうとか、比較級がどうとか考える必要はありません。ただ表現を知っていれば解くことができます。
1.2. 文法問題は中学レベル
もちろん、純粋な文法問題も中にはあります。しかし、それらは中学レベルの知識で解けるものがほとんどです。例えば、高校生になると関係代名詞や仮定法など難解な文法を習いますが、TOEICでそのような問題はあまり見かけません。実際、私は高校の英語の授業に全くついていけず、テストの点数も50点前後の劣等生でしたが、それでもTOEICでは920点を取れています。つまり、TOEICのPart5とPart6を攻略するために、高校や大学で習うような専門的な文法の知識は不要なのです。
2. TOEIC文法問題の勉強方法
それでは、どのように勉強を進めていったらよいか、ここでは実際に私が実践した勉強方法を説明していきます。2.1. 文法問題の勉強を始めるタイミング
まず、どのタイミングでPart5とPart6の勉強を開始すれば良いか。それは、英単語の勉強が完了した後、Part7の勉強を開始する前です。上述した通り、Part5とPart6の大部分は語彙問題ですから、英単語を覚えていないと大部分の問題を解けないことになってしまいます。そのため、最初に文法問題の勉強を始めてしまうと全く正答することができず、そのことに焦って「英文法の勉強を一からやらなくては!」と間違った勉強に進んでいってしまう危険性があります。だからこそ、英単語を一通り覚え終わったタイミングでPart5とPart6の勉強を始めていくのです。
2.2. 文法問題の勉強方法
次に、私がTOEICで900点を取るために実践した文法問題の勉強方法を説明します。まず、やっていはいけない勉強法が分厚い文法書で勉強をしてしまうことです。例えば、こんな教材です。
この教材は私が学生のときに英語の授業で使っていたものです。英文法の知識について網羅的に書かれており、全部で656ページもあります。英語の授業や大学受験で合格するためには、こういった教材で勉強することは一定の効果があります。しかし、TOEICで高得点を取るために、このような文法書で勉強していたら、非常に膨大な勉強時間がかかります。
単純に英語学習が目的の人や、勉強時間に余裕があり、それを続ける忍耐力がある人は別ですが、最短でTOEIC900点を取ることが目的であるならもっと効率の良い勉強法があります。
私が使用した教材は「1日1分レッスン!新TOEICTEST千本ノック」という本です。
この本は、TOEIC業界では有名な中村澄子さんが書いています。中村澄子さんと言えば、「すみれ塾」と呼ばれるTOEIC講座を開講しており、いつも満員となっている大人気講師ですね。
そんな中村澄子さんが書いたこの本は、パート7まで販売されている大人気シリーズです。この本の魅力は、本のタイトルに「1日1分レッスン」とあるように、すいすい勉強できることです。本の構成と解説が秀逸で、想像を超えるスピードで解き進めていくことができます。しかも、TOEIC公式テストを毎回受験し、出題傾向を分析しつくしている筆者ですから、掲載されている問題が良問ばかりです。
2時間~3時間で1冊解き終わりますので、解けなかった問題を暗記する時間を含めても3日程で1冊勉強し終わると思います。もちろん、1冊だけでは足りないと思いますので、最新のものから順に最低3冊は勉強することが必要です。ただし、それでも1週間程度あれば全て勉強できるでしょうから、とても短時間で文法問題を勉強することが出来ます。
2.3. 模擬試験を解いて足りない知識を補完
「1日1分レッスン!新TOEICTEST千本ノック」を解いて一通り文法問題の勉強が終わったら、文法問題の勉強は完了ではありません。後は、TOEIC新公式問題集や模擬試験教材を解いている中で分からない問題があったら、その都度覚えていきます。そうすることで、自分の苦手な分野の文法問題だけを効率よく覚えていくことが出来ます。私がTOEIC文法問題の対策として行ったことをまとめると以下の3点に集約できます。
TOEIC新公式問題集を解き、分からない問題を覚える
TOEIC新公式問題集以外の模擬試験教材を解き、分からない問題を覚える
この3点だけで十分TOEICの問題は攻略できます。決して分厚い文法書で勉強してはいけません。
3. TOEIC文法問題の解き方
TOEICのPart5とPart6は全部で52問あります。そのため、一つの問題につき1分で解いたとしても合計52分もかかってしまうのです。リーディングパートは72分間の解答時間しかありませんから、文法問題だけで52分も使ってしまっていては最後まで解くことは出来ません。私が提唱している解答時間は、Part5が18分、Part6が6分です。この時間で解けば最難関のPart7についてもある程度余裕を持って解き進めることが出来ますので、最後まで十分に解き終えることができます。
但し、この時間内で解こうと思うと一つの問題にあまり時間をかけることは出来ません。そのため、普段の勉強からは瞬時に解答が導き出せるくらいまで単語や文法の知識をみにつけておく必要があります。長い時間かけてやっと意味を思い出せるようでは意味がありません。
それでも本番ではどうしても分からない問題が出題されてしまうものです。私が920点を取ったときも分からない問題はいくつかありました。そのような問題に出会ったときは、とりあえずこれかなと思うものを勘で薄くマークしておくと良いでしょう。何もマークせず、最後に時間があったら解こうと思っていると、マークする時間さえ足りないことがありえます。そこで、薄くマークしておき、最後まで解き終わってもまだ時間が余っているようであれば、再度深く考えて、解答が間違っていると思えば薄くマークしたものを消して解答すれば良いのです。