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f:id:houhou584:20150103022758p:plain 対象レベル
・ 英語を聞き取ることが苦手な人
・ 勉強しているのになかなかリスニング力が上がらない人

1. 日本人はリスニングが苦手

一般的に日本人はリスニングが苦手だと言われています。リーディングはある程度問題なく出来るのに、リスニングになると一気に嫌悪感を覚える人も多いのではないでしょうか?

その理由は明確です。日本の学校教育でリスニングの学習をほとんど行っていないからです。戦後、日本人の英語力向上のために学校教育ではリーディング中心の授業を展開してきました。具体的には、単語の暗記と英文法の理解です。それは一定の効果を発揮し、簡単な英語の文章であれば誰でも読めるようになりました。学校の試験や大学入試においても、単語の意味や英文法の知識を問う問題が多く、日本に住んでいれば嫌でもリーディング力を身につける必要性が出てきます。

一方で、リスニングは必ずしも同じ状況とは言えません。2006年になってようやくセンター試験でリスニングが導入されましたが、配点はリーディングが200点であるのに対してリスニングは50点のままです。つまり、リスニングを学ぶインセンティブがリーディングと比較して少ないのです。その結果、リスニングが苦手な日本人が増えたのです。


2. リスニング力はなかなか上がらない

いくら日本人はリスニングが苦手であると嘆いても、TOEICではスコアの半分をリスニングが占めています。そのため、TOEICで900点を取ろうと思ったら、どうしてもリスニング力を高める必要があります。

2.1. リーディング力とリスニング力の成長速度の違い

仮にリーディングとリスニングを同じ時期に同じ時間だけ学習したら、成長速度に差は出るのでしょうか?学習方法や勉強に取り組む集中度など様々な要因が影響してくるでしょうから厳密な推測は難しいですが、感覚的にはリーディングの方が早く成長するはずです。

なぜなら、単語の意味さえ分かれば英文はなんとなく読めてしまうからです。特にTOEICの英文の場合は難解な英文法が問われるわけでもありません。そのため、英単語を覚えた分だけリーディングが出来るようになるのです。一方で、リスニングの場合は大前提として単語の意味が分からないといけません。つまり、リーディングとリスニングを同じ時期に勉強しても、単語の意味が分からない状態で英語を聞くことになり、それは呪文を聞いているようなもので効果はありません。

さらに、単語を覚えていれば英語を聞き取れるのかというと、もちろんそんなことはありません。TOEICで900点を取れるレベルのリスニング力を身につけるためには、英語耳を習得する必要があります。

2.2. 英語耳とは

英語耳という単語は様々な意味で使われています。インターネット上に書かれている意味を引用すると下記のようになります。

英語には子音の音が多く含まれるが、日本語では常に子音と母音が対になって、音を構成するので、相対的に母音が多いことになる。そのため、日本人には母音ばかり選んで聞き取る癖があり、子音が聞こえにくいという傾向があるのを訓練して英語の発音になじむ聴覚を養うことを一般的に「英語耳」を作るという。

色々難しく書かれていますが、私が言いたいことは、英語を英語のまま理解出来るようになることです。英語を意識的に日本語に変換することなく、日本人が日本語を聞くかのように英語を聞けるようになることを、ここでは「英語耳」と呼ぶことにします。

2.3. リスニングの学習効果は逓増する

問題点は、英語耳が身についてきたと実感するようになるには、一定期間の勉強が必要になることです。最初の内はいくら頑張ってリスニングの勉強を続けても聞けるようにはなりません。リスニングの勉強をある程度続けていくことにより、成長速度が増していくのです。学習時間と学習効果の関係をイメージにすれば下図のようになるでしょう。当たり前ですが、永遠に右肩上がりにはならないでしょう。それでも、いつか一気にリスニング力が上がるときが来るはずです。

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しかし、勉強を頑張っているのに効果が実感出来なければ誰だってやる気をなくしていきます。その結果、いつしかリスニングの勉強を続けても自分には無駄であると錯覚するようになり、成長速度が増加する段階に入る前に勉強をあきらめてしまうのです。


3. 学習を継続すれば必ずリスニング力は上がる

しかし、私が伝えたいことは、あきらめずにリスニングの勉強を続けていけば、いつか必ず英語を聞き取れるようになる日が来るということです。事実、私がそうでした。私の場合も英語の勉強を始める前はリスニングが大の苦手でした。留学した経験はもちろん、海外旅行にすら行ったことがない私にとって、英語を聞く機会は学校の授業でたまにあるかないかでした。そのため、TOEICの勉強を始めてからしばらくの内は、リスニングパートが何を言っているのか全く分かりませんでした。それもPart3やPart4ならまだしも、Part1の短い英語すら聞き取ることが出来なかったのです。

3.1. 英語耳を作るためにはどれくらいの勉強時間が必要か

それでは、英語耳をつくるためにはどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?英語教材としては非常に有名なヒアリングマラソンでは、英語独特の音やリズム、スピード を身体にしみこませるには1年で1000時間の勉強が必要であると書かれています。

3.2. 1000時間の勉強時間は妥当か

1000時間の勉強時間が必要だとすると、仮に1日に2時間の勉強をしても500日間の勉強が必要です。社会人ともなると仕事が忙しいでしょうから、いくら通勤時間などのすき間時間で勉強出来るとはいえ、1日2時間もリスニングの勉強時間を捻出することは容易ではありません。それでも1年以上、それも毎日リスニングの勉強を続けなくてはならないとしたら、それはもはや不可能と言ってもよいでしょう。1000時間もリスニングの勉強だけに費やせば、英語が聞けるようになって当たり前です。重要なことは、より短期間で英語が聞けるようになることです。

正直、1000時間という時間には疑問が残ります。ヒアリングマラソンは通信講座となっているため、長く勉強を続けてもらった方が売上が上がります。そのため、勉強時間も長く設定されているのではと疑ってしまいます。ヒアリングマラソンは多聴をメインに行う教材ですが、英語の音声を聞いているだけではあまりリスニング力は上がりません。シャドーイングなどの能動的な学習法をメインに勉強を行えば、もっと短期間で済みます。

人によって合う、合わないがあると思いますが、個人的にはヒアリングマラソンよりも「リスニングパワー」をオススメします。

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この教材を使って英語耳の勉強をしてしまえば、1000時間も英語を聞く必要はありません。リスニングが苦手な人は、まずはネイティブ英語と日本人の英語の発音の違いを理解すると良いでしょう。

3.3. 学習期間は3ヶ月が目安

私の場合、1日20分〜30分ほどのシャドーイングを2ヶ月間以上毎日続けていました。また、通学時間などの空いた時間で英語の音声を精聴していました。それくらいの勉強でTOEICでは900点を取ることが出来たのです。逆に、3ヶ月間以上毎日リスニングの勉強を続けても全く聞けるようにならなければ、勉強法が間違っていないか一度疑った方がよいでしょう。


4. まとめ

私がこの記事で言いたかったことは、リスニングの勉強をあきらめずに続けてほしいということです。実際のリスニングの勉強方法に関しては当ブログの他の記事を読んでください。今は上手く聞き取ることが出来ないかもしれませんが、正しい勉強法を続けていればいつか驚くほどすんなり聞けるようになる時がきっと来ます。そうなれば、TOEICで900点を取れる日も近いかもしれません。


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