3流大学生がたった一発でTOEIC900点を取得した勉強法

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合格率10%の英検1級に受かる人の3つの特徴

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f:id:houhou584:20150103022758p:plain 対象レベル
・ 英検1級の合格を目指している人
・ 英検1級に苦戦している人

1. 英検1級の壁

英検1級は、英語を日常的に使っている人でも苦戦することのある非常に難しい資格です。例えば、英検の公式サイトに掲載されている合格体験記には、10年近く海外駐在員として英語を使っていたにも関わらず、英検1級の一次試験に3回も不合格になったことが書かれています。

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英検公式サイトに掲載されている上記のデータを見れば、英検1級の合格率は約10%であることが分かります。英検準2級の人が英検2級に合格したときや、英検2級の人が英検準1級に合格することとは訳が違います。多くの英検準1級ホルダーが、英検1級に苦戦しているのが現状です。


2. 英検1級に合格出来る人とは

そんな英検1級の壁を乗り越え、合格出来る人とはどのような人でしょうか?

私の感覚としては、英検1級に合格できる人は単に努力をした人ではありません。努力はもちろん非常に大切ですが、何でも「努力すれば良い」と努力論に逃げてしまうことは良くありません。なぜなら、本来は自分にとって磨かなければいけない能力があったり、もっと効率的な勉強法があるのに、「努力すればいいんでしょ」と現状の自分や勉強法を何ら改善することもなく、現在自分が採用している勉強法をひたすら続けることにつながるからです。

私は海外経験のない平凡な大学生でしたが、英検1級の一次試験に一発で合格しました。そこで、私なりに考える英検1級に合格出来る人の3つの特徴を説明します。これを読んで、もしご自身がその特徴に該当しないようでしたら、是非その能力を伸ばしていってほしいと考えています。そして、人によって意見は様々あるでしょうから、あくまで私個人の意見として、他者の意見と比較しながら参考にすると良いでしょう。また、英検1級の二次試験は一次試験とは要求される能力が全く異なりますから、ここでは一次試験をターゲットに書いていきます。

2.1. 勉強のセンスがある人

まず第一条件として、英検1級に合格する人というのは、勉強のセンスがある人に感じます。例えば、いつも知らず知らずの内に効果の低い勉強法を選択してしまう人は、残念ながら勉強のセンスがありません。勉強のセンスがなければ、その分何倍、何十倍も勉強時間を費やす必要が発生しますから、英検1級に合格する可能性は遠のいて行きます。

自分に勉強のセンスがあるか、ないかを判定することは簡単ではありませんが、一つの指標として勉強時間が挙げられます。英検1級の一次試験に関して言えば、1,000時間位が目安だと思います。海外へ行ったことのない人がゼロから英語の勉強を始めて、1,000時間本気で勉強を頑張っても合格点に近くならなければ、それは勉強のセンスがないのかもしれません。

では、もし自分に勉強のセンスがなかった場合、どうすれば良いのでしょうか?勉強のセンスは、情報収集により補うことが可能です。勉強のセンスがない人は、自分で一から勉強法を考えるのではなく、実際に英検に合格した人や失敗した人の勉強法を調べ、その中から効果があると言われた方法で勉強すれば良いのです。その際は、なるべく沢山の人の情報を収集することを心がけてください。一人の意見を鵜呑みにすることはリスクがあります。数人の勉強法を調べてみて、自分が信頼できる、または自分に合うと感じた勉強法を実践していくと良いでしょう。

2.2. 高い情報処理能力がある人

英検準1級ホルダーが英検1級ホルダーに変われるかどうかの一つの指標は、高い情報処理能力を持っているか否かということです。情報処理能力とは、「膨大な情報を素早く理解し、的確に活用する能力」のことです。簡単に言ってしまえば、要は頭の回転が速いということです。

私が英検1級を勉強していて常に感じていたことは、リーディングパートを解く時間が足りないということです。Part1の「短文の語句空所補充」やPart4の「英作文」はあまり時間がかかりません。語句空所補充問題は単語を知っていれば即答出来ますし、英作文に関しても事前に覚えておいた定型文を使えばそんなに悩まずに書くことが出来ます。それに対して、大きく時間がかかるのは長文読解問題です。英検1級の長文は英検準1級と比較しても単語の難易度が一気にグレードアップすることに加え、文章の量も多くなります。そのため、英検1級のリーディングパートを攻略するためには、高い情報処理能力が必要となってくるのです。

具体的には、以下の情報処理能力が要求されます。

・英文を素早く読んで内容を理解する
・英文を1度だけ読んで内容を理解する
・設問の意図を素早く理解する
・設問の解答となる英文を素早く見つける

英検準1級の場合はある程度解答時間に余裕があるため、正確に意味を理解するためにゆっくりと丁寧に英文を読んだり、2度3度繰り返し英文を読んで内容を把握することも可能でした。しかし、英検1級の場合はそうはいきません。素早く1回で英文の内容を理解する必要があります。また、設問の解答を探す時間も限られてきます。問われている内容を瞬時に理解し、その答えとなる部分を素早く見つけ出す能力が要求されていきます。

但し、残念ながら情報処理能力を高めることは簡単ではありません。言ってみれば頭の回転を速くするということですから、それが簡単に出来るのであれば誰も苦労はしません。私の場合は、英検1級に合格するために情報処理能力のトレーニングは行っていません。高い情報処理能力を持っていることがベストですが、仮に持っていなくてもある程度は英語力で補完出来るでしょう。長文に登場する英単語の意味が全て分かり、英語を英語のまま意味が理解出来るようになれば、時間の短縮になります。また、設問の解答を見つける作業にしても、模擬試験で何度も繰り返し行えば、慣れてスピードが上がるはずです。

2.3. 地道な努力を継続出来る人

英検1級の壁を突破出来る人は、努力が出来る人です。努力と言うと至極当たり前のことですが、やはり欠かすことは出来ません。英検1級を難しくさせている大きな要因の一つが、単語の難しさです。もしも単語が分からなければ、25問ある「短文の語句空所補充」問題を解くことは出来ませんし、長文を読むことも英語を聞き取ることも困難です。そのため、英検1級に合格するためには大量の英単語を覚えることが必須条件になってきます。

英検準1級の合格に必要な単語数が7,000程であるのに対し、英検1級では14,000程度の語彙力が必要と言われています。それだけの単語を地道に覚える努力が出来なければ合格は出来ません。また、リスニングパートに関しても、英検準1級と比べて難易度が格段に上がります。そのため、毎日継続してシャドーイングなどの勉強を続けてリスニング力を向上させる必要があります。

英検1級は簡単な試験ではありませんから、それなりに勉強時間もかかります。最初の内だけ努力が出来ても、途中から飽きたり、モチベーションが下がったりして、形だけ机に向かっても意味がありません。合格レベルに達するまで、努力を「継続」出来る人が英検1級に受かるのです。


3. まとめ

合格率10%の英検1級に受かる人というのは、勉強のセンスがあり、情報処理能力が高く、最後まで努力を続けることが出来る人です。こう並べると大層立派な人物像になってしまいましたが、必ずしもこの全てを兼ね備えている必要はないかもしれません。なぜなら、私は自分に勉強のセンスがあったとは思わないし、情報処理能力も人並みだと思っているからです。そう考えると、3つの特徴の中で最も大切なポイントは、「地道な努力を継続出来る人」です。人一倍努力をすれば、その他2つが多少劣っていたとしても、カバー出来るはずです。


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