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TOEICはリーディングを優先的に勉強しろ!リスニングを先に勉強してはいけない理由

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・ リスニングとリーディングの勉強バランスを知りたい人
・ リスニングとリーディングのどちらを先に勉強するか知りたい人

1. リスニングとリーディングはどちらが点をとりやすいか

TOEICで900点を目指すためには、リスニングとリーディングのスコアの取りやすさを知り、それに応じて自分なりの目標スコアを設定する必要があります。

1.1. TOEICの平均点の偏り

知らない人が多いですが、リスニングとリーディングはスコアの取りやすさに偏りがあります。

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上記はTOEIC公式サイトで発表されているスコア結果です。スコア結果の平均点を見ると、リスニングパートは323点、リーディングパートは258点となっており、およそ50点近くの差があります。

つまり、同じ勉強量でもリスニングパートはリーディングパートより50点ほど高いスコアが取れるのです。

1.2. TOEICの目標スコアの設定

リスニングパートがリーディングパートよりスコアを取ることが簡単である以上、目標スコアも変わってきます。

TOEICで900点を目指す場合の目標スコアは以下の通りです。
・リーディング 425点
・リスニング  475点

このベースとなる目標スコアに対して、個人ごとに多少の調整をしていきます。例えば私の場合はリスニングが苦手だったので、リーディング440点、リスニング460点位を目標スコアとしていました。

やってはいけない目標設定は、リーディングとリスニングのスコアを同じにしてしまうことです。先ほど説明したように、TOEICはリスニングパートの方が簡単にスコアを取れるように問題が作成されています。そのため、リーディングパートで450点を取るために必要な勉強量より、リスニングパートで450点を取るために必要な勉強量は少なくなります。よって全体で見れば、リスニングパートの目標スコアを高くすることで、勉強時間を短縮することができるのです。


2. リスニングとリーディングはどちらを先に勉強すべきか

目標スコアを設定したら、それに向けて勉強を開始していきます。

そこで、リスニングとリーディングのどちらを先に優先して勉強すべきか説明していきます。

2.1. リスニングができない理由

まず最初に、私が考えるリスニングができない理由について説明します。

①英単語を聞き取れない
単純に音を聞きもらしてしまったり、英単語の発音がつながって意味が分からないケース

②英単語を知らない
英単語は聞き取れるけど、聞き取った英単語の和訳を知らないケース

③スピードについていけない
ゆっくりであれば英語の意味が分かるけれど、スピードが速くて聞き取れないケース

④聞き取った内容を忘れてしまう
英語を聞き取れるが、問題を解く頃には聞き取った内容を忘れてしまうケース

その他にもいくつかあると思いますが、主な理由は上記の4つに分類されると思います。

2.2. リーディングが出来ないとリスニングは出来ない

上記のリスニングができない理由で挙げた「①英単語を聞き取れない」と「④聞き取った内容を忘れてしまう」に関しては、リスニング能力に該当します。

「①英単語を聞き取れない」については、「リエゾン」と呼ばれる英単語間の音のつながりや変化を意識して聞き取りを行う能力であり、「④聞き取った内容を忘れてしまう」については、「リテンション能力」と呼ばれる英語を記憶する力にあたります。

しかし、「②英単語が分からない」と「③スピードについていけない」はリーディング能力に該当します。リーディングでは文中に登場する英単語の意味が分かり、その英文を素早く訳していく必要があります。つまり、リスニングが出来るようになるためには、上記で挙げた単語力や英文を素早く訳す能力など、ある程度のリーディング能力が必要となるのです。

2.3. リーディングを優先して勉強する

つまり、リスニングの勉強を始める前に、「②英単語が分からない」と「③スピードについていけない」に関しては先に攻略しておく必要があります。

「②英単語が分からない」に関しては、単純に英単語を覚えていくだけです。詳細は下記の記事をお読みください。

「③スピードについていけない」に関しては、「スラッシュリーディング」と呼ばれる英文を先頭から順々に訳していく勉強が効果的です。詳細は下記の記事をお読みください。

そしてこれらのリーディングの勉強がある程度完了したら、「①英単語を聞き取れない」と「④聞き取った内容を忘れてしまう」に対するリスニングの勉強をするのです。先にリスニングの勉強をすると、「②英単語が分からない」と「③スピードについていけない」に関してはいつまでたっても出来るようにならず、「こんなに時間をかけてリスニングの勉強をしているのに、なかなかスコアが上がらない」といったことになりかねません。

ただし、リスニングの勉強を全くしないというのはおすすめしません。

リスニング能力は長い時間をかけて少しずつ向上していくものです。そのため、最初の内は短い時間で良いので、リスニングの勉強を毎日続けた方が良いです。

勉強時間の割合の目安としては、最初のうちはリーディング8割、リスニング2割くらいで良いと思います。

そして、リーディングでスラスラ読めるレベルまである程度到達したら(「②英単語が分からない」と「③スピードについていけない」の勉強がある程度完了したら)、リーディング5割、リスニング5割というように比重を変えていけば良いのです。

最初からリーディング5割、リスニング5割という勉強をしても、ほとんど英会話の意味を理解できず、ただ単に英語を耳から聞き流すだけになり、勉強の効果が期待できません。


3. まとめ

TOEICでは、リーディングパートよりリスニングパートの方が高いスコアを取りやすくなっています。しかし、だからと言って安易にリスニングパートの勉強を優先的に始めてしまうと、なかなか聞き取れるようにはなりません。

まずは、リーディングの勉強として、英単語を覚え、英文を素早く訳す能力を磨いたら、リスニングの勉強量を少しずつ増やしていけば良いのです。


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