3流大学生がたった一発でTOEIC900点を取得した勉強法

海外経験なしの英語初心者が初受験でTOEIC920点、英検準1級、英検1級に合格した方法を教えます

サイトが移転しました!

新サイト

絶対に最後まで解き終えるためのリーディングパート攻略法

スポンサーリンク

スポンサーリンク

f:id:houhou584:20150103022751j:plain

f:id:houhou584:20150103022758p:plain 対象レベル
・ TOEICで900点を目指している人
・ TOEICの問題が時間内に解き終わらない人

1. TOEICで900点を取るための最低条件

毎日勉強を頑張っているのに、TOEICのスコアが900点に到達しない人は数多く存在します。TOEIC公式サイトに掲載されている調査結果によると、スコアが895点以上の人数は受験者全体の3%程度となっており、900点の壁は大きいとされています。

f:id:houhou584:20150103022755j:plain

しかし、なぜ900点を取れないのか、その理由は様々あるでしょうが、これだけは明確に断言することができます。問題を最後まで解き終わらないのであればTOEICで900点を取ることは難しいということです。

TOEICで900点を取るには、ほとんどの問題をミスすることなく解かなくてはなりません。そのため、必然的に問題は最後まで解く必要があるのです。その一方で、TOEICを受験した人の話を聞くと、最後まで問題を解く前に時間が終わってしまったという話をよく聞きます。

これは非常にもったいないことです。最初から解き終わらないことが分かっているなら受験する必要すらないかもしれません。(もちろん試験に慣れるためなど他に理由があれば受験する価値はあります)


2. TOEICの時間配分

最後まで問題を解き終わるためには、どのような時間配分で問題を解いていけばよいか、理想的な時間配分を知り、それに対して自分がどれくらいのスピードで問題を解けるのか把握する必要があります。

2.1. リーディングパートの理想的時間配分

TOEICの問題は、リスニング45分、リーディング75分の試験です。そのうち、リスニングはナレーションに沿って解くことになるため、時間配分が関係してくるのはリーディングパートです。

では、どのような時間配分でリーディングパートを解くのが理想なのでしょうか?私が考える理想的時間配分は以下のようになります。

Part5  18分
Part6  6分
Part7  48分

合計で72分ですから、3分の余裕があることになります。本番はどうしても普段より緊張してしまい、焦ってしまう可能性があります。そのため、ある程度余裕がある時間配分が理想でしょう。

ちなみに、リスニングパートの時間帯にリーディングパートの問題を解くことは禁止されていますので注意してください。

2.2. 問題を解くスピードを把握する

今度は、上記の理想的時間配分に対して、現在自分がどの程度のスピードで解くことができるのか把握する必要があります。

まず、TOEICの模擬試験教材を用意します。そしたら、本来の時間である75分に関係なく、全ての問題を解き終えます。その際、各パートごとにかかった時間をメモしておきます。

ポイントは、変に速いスピードで解こうとせず、きちんと問題の意味が分かるスピードで解き進めていってください。あくまで現在の自分のスピードを把握することが目的ですから、出来るだけ本番同様のスピードで解くことが重要です。


3. 時間内で解き終えるための攻略法

問題を解くスピードを把握し、理想的時間配分に対して現状どれほど差があるか分かったら、スピードが足りていないパートに対して対策を行っていく必要があります。

ここでは、私が実践した時間内に問題を解き終えるための勉強法をご紹介します。

3.1. 英語は先頭から訳す

皆さんは英語を読むとき、どのように読んでいるでしょうか?

先頭から順々に訳していく人や、日本語と同じように主語、目的語、動詞の順に文法を意識して訳していく人など様々な人がいると思います。

私がおすすめする方法は、英文を先頭から順々に訳していくという方法です。なぜかと言うと、この方法が最も早く英文を訳せるからです。

例えば、文法を意識して訳していく方法の場合、主語を見つけて、目的語を見つけて、動詞を見つけて・・・というように訳す対象となる英単語を順番に見つけていかなくてはいけません。その英単語を見つける時間がタイムロスになります。

また、英文を行ったり来たりすることになるので、どこまで訳したか分からなくなり、2度同じ英文を読んでしまうかもしれません。先頭から順々に訳していけば、1度で理解することができます。

さらに、文法を意識して訳していく方法はリスニングでは通用しません。リスニングはリーディングと異なって英文を何度も読み返すことはできません。先頭から順に訳してくしかないのです。

特に、日本人は中学・高校・大学とずっと英文法に関する授業を学びますので、文法を意識した読み方がしみついている可能性があります。

そもそも、外国人は英文を読むときに文章を行ったり来たりしません。日本人が日本語の文章を読むときだって同じでしょう。それは、先頭から読んでいく方法が最も効率的で速いからです。だから、いちいちこれは目的語、これは動詞・・・というように考えることなく、先頭から出てきた英単語の意味をつなげていけば良いのです。

簡単な具体例を挙げますと、「I eat rice」という英文があった場合、「私は」、「食べます」、「ご飯を」と読んでいけばよいのです。

f:id:houhou584:20150103022744j:plain

英文を先頭から読めるようになるためには、ある程度慣れが必要です。私も最初はなかな読めませんでした。最初の内はゆっくりで良いので、先頭から読む習慣をつけましょう。次第に慣れていき、すらすら読めるようになるはずです。ちなみに、このように一定の単位で先頭から訳していく方法は、「スラッシュリーディング」と呼ばれ、通訳者の間でも使われています。

3.2. 英文は一度のみ読む

実を言うと、TOEICに出題される英文の量自体はそれ程多くありません。試してみれば分かりますが、仮に長文ごとに設問がなく、単純に英語の長文を訳していくだけならそんなに時間がかからないでしょう。

では、なぜリーディングパートで解き終わらないかと言いますと、設問を解くときに一度読んだ長文を何度も読み返してしまうからです。自身のことを振り返ってみてほしいのですが、設問を読んだ後、その答えとなる箇所を見つけるために何度も長文を読み返していませんか?

つまり、英文を一度のみ、もしくはそれに近い回数だけ読むことで設問が解ければ、大幅な時間を短縮することが可能となるのです。

そのために必要となるのが、設問の先読みです。

これは、いきなり長文を読み始めるのではなく、設問を先に読んでから長文を読み進めていく方法です。

設問を先に読むことにより、解答を探しながら長文を読み進めることが出来るため、設問に解答するためだけに長文を読み直す必要がなくなります。

では実際にどのようにして先読みを行うか、もう少し具体的に説明していきます。

新しいパッセージに移ったら、まず最初にパッセージの概要を理解します。例えば、そのパッセージが何かの謝罪メールに関するものなのか、それともショップのセールに関する広告なのか、どんなことが書かれているか何となく把握します。なぜなら、設問を先に読もうにも、パッセージの概要が分からないと設問の意図を理解しにくいからです。

写真や図があればそれらをさらっと見てパッセージの概要を把握します。それがなければ、最初の方の英文を少しだけ読むだけでも多少理解できます。

パッセージの概要を理解したら、次に設問を読み始めます。

設問の選択肢は読まなくて良いので、問題文だけ読んで、長文の中から探さなければならない質問の内容を理解します。この際にポイントとなることは、設問を読むのは2〜3問位で良いということです。なぜかというと、設問を全て読んでも、それらを暗記してその全てを意識して長文を読むことは困難だからです。

設問を意識して長文を読むことができなければ、設問を先読みする意味もなく、先読みの時間が無駄です。

設問を読み終わったら、設問の解答となる箇所を探しながら長文を読み進めていきます。解答が見つかったら、その時点で設問の選択肢を読み、解答をマークします。先読みした設問を解答し終えたら、まだ先読みしていない設問を読み、また長文の続きを読み進めていきます。

つまり、設問を先読みする⇒長文から解答を探す⇒選択肢を読んで解答をマークする、というサイクルを繰り返し行うのです。

f:id:houhou584:20150103022745j:plain

この方法を習得するためには、模擬試験を何度も解き、慣れることが大切です。繰り返し練習してみてください。

3.3. 分からない問題は後回しにする

最後まで問題を解くうえで重要なことが、ちょっと考えて分からない問題は後回しにすることです。

特にPart5の問題は、英単語や英文法を知らなければ解けないような知識問題が一部含まれています。そのような問題を何とか解こうとして時間をかけても正答できる可能性は極めて低く、そのせいで他の問題を解くことができないのであれば本末転倒です。

そのため、問題の内容が、英単語や英文法を知らなければ解けない知識問題なのか、それとも問題分をしっかり読めば解ける問題なのか把握し、前者に対して解答がすぐに分からないようであれば後回しにすることです。

そして、最後まで解いて時間が余るようであればもう一度考えます。知識問題であっても明らかに間違っている選択肢の消去くらいはできるでしょうから、時間をかける価値はあります。時間が余らないようでしたら、4分の1の確率で正解することを祈って適当にマークします。何もマークしないより、あてずっぽうでもマークした方がずっと良いですからね。

3.4. 文法問題は即答出来るレベルまで勉強する

TOEICのPart5とPart6は全部で52問ありますから、これらを1問解くのに時間がかかっているようでは、リーディングパートを最後まで解き終えることは出来ません。そう考えると、長い時間記憶の片隅を探ってやっと答えが分かるレベルの勉強をしていても意味がありません。瞬時に答えが分かるレベルになるまで、文法問題の対策をきちんとやりましょう。文法問題の勉強法は下記の記事をお読みください。

3.5. マーク時間を短縮する

TOEICは時間との勝負ですから、できるだけ無駄をはぶくことは大切です。そこで気をつけたいのが、マークシートの塗りつぶし方です。万が一読み取ってもらえなかったらどうしようと思ってしまい、できるだけきれいに塗りつぶそうとする人はたくさんいます。しかし、そこに無駄があるのです。

TOEICの問題は、全部で200問もあります。これだけの数を塗りつぶそうとするだけでも、実際にはかなりの時間がかかってしまうのです。仮に、ひとつマークするのに3秒かかるとすると、合計600秒でとなり、10分間もマークしていることになります。

そのため、マークシートの塗り方によっては全体で数分の差が出てしまいます。そのロスを少しでも解答する時間へ回せるようにしましょう。あまりにも雑だと、本当に読み取れないということも起きてしまいますが、塗り方は多少汚くても読み取ってくれるので安心してください。

また、マークシート用の筆記用具が販売されています。芯が太く、塗りつぶしがなめらかになっており、マークシートに特化した筆記用具です。価格も安いですので試してみる価値は十分あると思います。



4. まとめ

TOEICで900点を目指している人にとって問題を最後まで解き終えることは最低条件です。TOEIC公式問題集や模擬試験を解いてみて、最後まで解ききれないのであれば、残念ながらその状態でTOEICの本番を受けても900点は取れません。

そのため、普段の勉強から最後まで解き終えるための勉強をすることは非常に重要なことです。最後まで解くにはどれくらいのスピードで問題を解き進めていったら良いか把握し、本番でもそのスピードで問題を解いていきましょう。

私がTOEICで920点を取得したときは、本番で時間が5分〜10分くらい余って見直しをしていました。皆さんも是非頑張ってみてください。


関連記事

Copyright© 3流大学生がたった一発でTOEIC900点を取得した勉強法 , 2016-2019 All Rights Reserved.