3流大学生がたった一発でTOEIC900点を取得した勉強法

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TOEICのリスニングパートで475点を目指す人へ送る精聴の勉強法

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・ リスニング力を高めたい人
・ 精聴の勉強法について知りたい人

1. 精聴とは

効果的なリスニング学習法に「精聴」があります。意味は使う人によって多少差異がありますが、一般的には「一言一句聞き取ることを目的に同じ英語を繰り返し聞く」という意味で使用されます。発音やリエゾンなど細部に渡って理解しながら聞くという意味で、ディクテーションなどが精聴に含まれることがありますが、ここでは、あくまで耳から英語を聞くことに限定し、ディクテーションは別物とします。

2. リスニング力向上に不可欠な精聴

TOEICで900点を取るために苦労することって何でしょうか?それは、勉強時間を確保することです。社会人になると、月曜日から金曜日まで、それも朝から深夜まで地獄のような仕事が待っています。時々過労死のニュースが話題になりますが、深夜12時を超えたり、休日出勤なんて当たり前に行われています。学生の内はまだ勉強時間が確保出来るかもしれません。それでも、学校の授業や部活、アルバイトなど毎日やるべきことは多く、時間に余裕がある人は少ないでしょう。

だからこそ、通学時間や通勤時間などのすき間時間を有効活用して学習することが大切になってきます。人によっては、自宅に帰ってから勉強出来る時間が30分で、すき間時間に勉強出来る時間が2時間というように、本来の学習スタイルとは逆転してしまう人もいるかもしれません。そういった意味で、すき間時間に出来る精聴が、リスニング力の向上に大きく影響するのです。

3. 精聴のポイント

そんなTOEICで900点を取るためには必須となる精聴ですが、やり方にいくつかポイントがあります。

3.1. 教材の選び方

精聴はじっくりと繰り返し同じ音声を聞くことですから、教材選びは重要です。効果が低い教材を繰り返し聞いても時間の無駄です。やはり最も効果的なのは生の教材を使うことです。TOEICの勉強であればTOEICの問題の音声、英検の勉強であれば英検の問題の音声が最適です。私の場合、一度解き終わったTOEIC新公式問題集のリスニングパートの音声を精聴の教材として使っていました。

3.2. 英語の流し聞きはしない

精聴をする上で最もやってはいけないことは、英語の流し聞きです。英語の流し聞きとは、英語の音声に集中することなく、まるでBGMを聞くかのように英語の音声を流すことです。

精聴は、すき間時間に出来る学習法だからこそ、少し気を許すと知らず知らずのうちに楽な方へ流れていきます。自宅や図書館で勉強しているときは、自然と気持ちが学習モードに向かうため、あまり問題になりません。しかし通勤時間などのすき間時間に行う精聴の場合、最初の内はリスニングの音声に集中していたのに、いつの間にか携帯電話を使いながら聞いたり、外の景色を見ていたりと、リスニングの音声を聞いていなかったということが起こりえます。それが習慣化してくると、毎日英語を聞いているつもりなのに、数ヶ月経っても全く聞き取れるようにならないという結果になりかねません。

3.3. 英語の意味を理解する

本来の精聴では、一言一句全ての英単語を聞き取る練習をします。一つ一つの英単語に注意して聞くことにより、自分の脳の中に音のレパートリーを増やすことが出来ます。音のレパートリーというのは、例えば、AとBの英単語が連続するとこのような音に変わるのか、Cという英単語はこのように発音するのかといった感じです。音のレパートリーが増えてくれば、聞き取れる英語の総量が増えていき、結果としてリスニング力が向上するのです。

しかし、私が勧める精聴のやり方はそうではありません。精聴をするときの重要なポイントは、意味を理解することに努めることです。少し多聴に近い聞き方ですが、多聴とは異なって細部まで意味を理解することに努めます。また、多聴のようにすぐに新たな音声に手を出したりしません。意味が理解出来るようになるまでは、何度か同じ音声を繰り返し聞きます。

英単語一つ一つを全て聞き漏らさないように注意し過ぎると、どうしても英語の意味を理解する作業がおろそかになります。実際にやってみれば分かりますが、全ての英単語の音を聞き取ろうと思ったら、意味なんて考えている余裕はなかなかありません。

また、英語の音声を聞くときに一言一句聞き取ろうとするクセがついてしまうと、本番でもそのようにやってしまいます。しかし、その聞き方だと少しでも聞き取れない英語や聞き取れても知らない英単語が流れると一気に焦ってしまい、肝心の英語の意味が頭に入りません。むしろ、多少聞き取れない音があっても気にせず、全体の意味を理解する聞き方を身につけた方が正答率は上がるはずです。

だからこそ、精聴をするときには全部の英単語を聞き漏らさないことに注力するよりは、あたかもリスニングパートの本番の音声を聞いてるかのように、意味を考えることに注力するのです。これに慣れてくると、TOEIC本番でも英語の意味がすっと分かるようになり、スコアが上がってきます。

もちろん、音のレパートリーを増やすことも大切です。しかし、それは精聴をするときに行うべきではありません。音のレパートリーの増やし方は、自宅でシャドーイングをすることです。なぜなら、実際に声に出して音を真似した方が体感しやすく、記憶に残りやすいからです。自分に合うと思えばディクテーションでも構いませんが、私はやりませんでした。

以上をまとめると、精聴とシャドーイングの使い分けは以下のようになります。

精聴 細かい英単語は気にせず、あたかもリスニングパート本番の試験を解いているかのように、英語の意味をとらえる練習をする。
シャドーイング 音のレパートリーを増やすことを目的に、一言一句全ての英単語を聞き取る練習をする。

シャドーイングにおいても慣れてきたら意味を考えながらすることが理想ですが、原則この使い分けで私は実践していました。

4. まとめ

TOEICで900点を取得出来る人はすき間時間を有効活用して勉強出来る人です。そんなすき間時間に出来るリスニング学習法の中では精聴がオススメです。精聴をすることにより、耳から聞いた英語の意味を正しく理解する練習をしてみてください。


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