TOEICの勉強では電子辞書を使い倒すべし!私が考える電子辞書選びのポイント
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対象レベル
・ 英語学習に本気で取り組んでいる人
・ 電子辞書を購入するか迷っている人
1. 英語学習に電子辞書は必要か
1.1. 紙の辞書 vs 電子辞書
1.2. スマフォ vs 電子辞書
2. 電子辞書選びのポイント
3. どの電子辞書を買うべきか
3.1. 電子辞書のメーカー
3.2. おすすめ電子辞書
4. 電子辞書をどのように活用するか
5. まとめ
1. 英語学習に電子辞書は必要か
皆さんは英語の勉強をするときに、電子辞書を使用しているでしょうか?まずは、英語学習を行う上で電子辞書が必要か否か説明していきます。
1.1. 紙の辞書 vs 電子辞書
私が学生の頃は、まだまだ紙の辞書も広く使われており、電子辞書を使う人はそこまだ多くありませんでした。書店に行っても辞書が多く販売されており、私の自宅にも英和辞典が1冊置いてありました。しかし、現在では紙の辞書を使用するメリットはほとんどありません。紙の辞書の使いにくい点をいくつか挙げます。
・単語を調べるのに時間がかかる
・文字が小さくて見にくい
・非常に重く、持ち運びが困難
・複数の辞書で意味を比較できない
・音声が確認できない
そのため、現在紙の辞書を使用している人は、すぐに電子辞書に変えることをおすすめします。英語学習を趣味程度に軽い気持ちでやっているなら今のままでも良いでしょう。しかし、TOEICで900点を目指している人や英検などの資格試験を勉強している人は紙の辞書を使うことはやめましょう。
1.2. スマフォ vs 電子辞書
現在はスマートフォン(スマフォ)の普及率が高くなり、ガラパゴス携帯、いわゆるガラケーを使用している人は少なくなりました。上記は総務省が発表しているスマフォの普及率です。平成23年には29.3%の普及率だったのが、平成24年には一気に20.2%上がり、49.5%となりました。つまり、およそ携帯電話使用者の半数近くがスマフォを使用していることになります。
ガラケーは、液晶ディスプレイが非常に小さく、タッチパネルもごく一部の機種に限定されており、インターネットを検索する利便性も高くありませんでした。そのため、ガラケーを辞書代わりに使うことは困難でした。
しかし、スマートフォンの台頭により、英語学習の方法が変わってきています。スマートフォンは液晶ディスプレイも大きく、タッチパネル機能によりインターネットによる検索も簡単です。さらに、辞書アプリが多数登場しており、スマフォを辞書として使用することも十分可能となりました。
ただし、それでも英語学習に本気で取り組んでいる人にとって、現状ではまだ電子辞書にかなわないと思います。私が感じるスマフォが使いにくい点を挙げます。
・電波がないところでは使用できない(オフラインで使えるものもあります)
・辞書の種類が少ない
・単純に単語の意味を調べる以上の複雑な検索ができない
そのため、英語学習者にとって電子辞書を使うことが最も効果的であるといえます。さらに、電子辞書を購入すると、それだけで勉強意欲が上がるものです。自分のお金で好きな電子辞書を買うことで、勉強するのも楽しくなるでしょう。
2. 電子辞書選びのポイント
現在、様々な種類の電子辞書が販売されています。私も、どの電子辞書を購入するか非常に迷い、色々調べました。そこで、ここでは私が考える電子辞書選びのポイントについて説明します。①英語特化型
まず、英語特化型の辞書を購入することです。電子辞書には、医学から百科事典まで幅広い種類の辞書を集めた「一般用」の辞書と、医学系や英語系の辞書だけをメインに集めた「専門用」の辞書があります。TOEICで900点を目指すのならば、迷わず英語専門用の辞書を買うべきです。英語特化型の電子辞書は、複数の英和辞典や英英辞典が掲載されています。そのため、一つの英単語を調べるときにも複数の辞書で検索することが可能となり、意味を比較することができます。
②音声対応
電子辞書は音声対応の辞書を買うべきです。音声対応の辞書とは、英単語や英語の例文を音声として確認できるものです。英単語には似たようなつづりで意味が異なるものが沢山あります。例えば、adapt(適応させる)とadopt(採用する)はつづりが非常に似ており、間違いやすいものです。そのため、英単語を覚えるときは音声も併せて確認することで、意味を覚えやすくなります。もちろん、リスニング対策にも効果的です。
③例文検索
電子辞書には例文検索できるものがあります。以下はセイコーの辞書に搭載されている例文検索機能です。
調べたい単語を入力すると、その単語を使った例文が検索できます。例文検索することで、その単語がどのようなシーンや文脈の中で使用されるのか知ることができ、意味の理解度が高まります。
④見やすい液晶ディスプレイ
やはり、電子辞書は液晶ディスプレイが大きく、見やすいものを購入すべきです。最近の電子辞書は安いものを除き、ディスプレイが大きいものが多いので問題ありませんが、ディスプレイが小さいとスクロールが大変で調べるのに苦労します。使いづらい電子辞書を買うと、次第に調べるのが面倒になり、いつしか電子辞書を使うことをやめてしまう可能性がありますので、購入時は注意しましょう。
3. どの電子辞書を買うべきか
電子辞書選びのポイントを押さえた上で、どの電子辞書を購入すべきなか、私がおすすめする電子辞書をお話します。3.1. 電子辞書のメーカー
電子辞書市場は寡占状態であり、いくつかの電子辞書メーカーが市場の大部分を席巻しています。電子辞書で有名なメーカーは、カシオ、シャープ、キャノン、セイコーです。この中でもカシオが市場の半分近くを占めています。この中で私がおすすめするのは、セイコーです。セイコーの特徴は、専門家に向けた特殊な電子辞書を多数販売している点です。電子辞書選びのポイントで説明した、英語特化型の辞書が多く販売されています。
ただし、注意すべき点として、セイコーは2015年3月末に電子辞書事業から撤退することを発表しています。そのため、セイコーの電子辞書を購入することを考えている場合はそれまでに購入する必要があります。ちなみに、製品購入者へのサポートは撤退以降も継続するそうです(購入する場合は一応確認しましょう)。
3.2. おすすめ電子辞書
次に、私がおすすめする電子辞書をご紹介します。私が英語学習をする上で実際に使用していた電子辞書は、セイコーの「SR-G10001」という製品です。これは、英語のプロフェッショナルに向けた英語特化型の辞書です。そのため、「ランダムハウス」を始めとする英和辞典が6種類も登録されているなど、英語の勉強している人にとって最強の電子辞書となっています。また、SR-G10001という電子辞書の良い点としては、液晶パネルがとても見やすく、はっきりと文字が見えることです。値段がやたらと高くて驚きましたが、購入して良かったと思っています。
しかし、セイコーは既に電子辞書事業から撤退しているようで(電子辞書ビジネスからの撤退について)、どこも売り切れ状態となっています。どうしても欲しければ中古で購入することも可能かもしれませんが、サポートが受けられないことを考えると、別の電子辞書を探した方が得策かもしれません。
セイコーの電子辞書が買えないとなると、電子辞書市場の最大手であるカシオが選択候補として有望でしょうか。私が調べた限りでは、カシオのエクスワード「XD-K9800」という機種が良さそうです。
これは、2015年2月に販売された英語特化型の電子辞書です。全部で170のコンテンツが収録されており、リーダーズやジーニアスの英和辞典はもちろん、オックスフォードの英英辞典もちゃんと入っています。また、この電子辞書が良いところは、「TOEICテスト新公式問題集 Vol.1〜Vol.4」や「キクタン」を始めとするTOEICの学習に役立つコンテンツが多数収録されているところです。カシオの「公式サイト」を見ると、電子辞書の特徴が分かりやすいですよ。
4. 電子辞書をどのように活用するか
私の場合、TOEICや英検の勉強をするときは必ず電子辞書をそばに置いておき、初めて見る英単語に出会ったときは、必ず電子辞書でその語句を調べていました。特に、多読をするときは、知らない英単語の意味をきちんと調べることが大切です。また、電子辞書で英単語を調べるときは、語句の意味だけではなく、その英単語を使った例文にどのようなものがあるかを併せて調べていました。例文を見ることで、その英単語がどのような文脈で使われるのか知ることができ、単純に語句の意味を知った場合と比較して理解度が格段に高まります。理解度が高まるとそれだけ記憶にも残りやすいので、語彙力を鍛えるという意味で電子辞書は大変役立ちます。
また、先ほども少し書きましたが、つづりが似ているまぎらわしい英単語に出会ったときは、音声まで確認することで違いを明確にします。そうすることで、単語の意味を間違えることが少なくなり、リーディングでもリスニングでも効果があります。詳細は下記の記事をお読みください。
5. まとめ
英語学習を本気で勉強している人は、迷わず電子辞書を購入すべきです。多少お金はかかりますが、勉強の効果が格段に上がることを考えれば安いものです。私も学生時代にアルバイトして貯めたお金で電子辞書を購入しました。金欠学生にとって痛い出費でしたが、購入して本当に良かったと思っています。
しかし、せっかく高いお金を払うのですから、購入する前にはきちんと電子辞書選びのポイントを押さえておく必要があります。また、電子辞書を買った後に、どのように活用するのかきちんとイメージしておくことが大切です。電子辞書を買うことが目的ではありません。電子辞書を活用し、英語のスキルを向上させることが最終目的ですから。